###【フェアネス(公正さ)が重要】 組織の構成員が情熱を持って働くためには、何が必要なのか。組織コンサルタントのデビッド・シロタらは、大規模な調査によって3つの要素を見出し、著書『熱狂する社員』で紹介しています。

社員のモチベーションの3要素 - *ListFreak

今回は【公平感】に注目します。公平は原著ではfair(フェア)という言葉が使われています。展開の都合上、フェアを「公正」と呼んで先に進みます。 公正な組織であると構成員が感じられることは、「熱狂する社員」を生み出す必要条件といえるでしょう。それだけで情熱が生まれるわけではないが、それが損なわれると不満につながるので、必ず満たされるべき条件ということです。 実際、組織の長は公正を保つのに腐心します。たとえば全メンバーと面談をするという単純な仕事であっても、一律に一人あたり30分間の時間をとれば公正だとは言えません。重要な仕事を任されているメンバーや深刻な問題を抱えているメンバーは、そうでないメンバーと同じだけの時間しか相談できないことに不満を感じるでしょう。だからといって、すべてが個別対応では一貫性を保つのが難しくなります。 では、限られた持ち時間をどういった原則で分配するのが「公正」なのでしょうか。政治学・心理学・数学・交渉(学)など多くの分野でさまざまな研究が積み上がっています。 ###【公正にもいろいろある】 公正な分け方について、多くの研究者が引用する定番は次の3原理です。

公正な分配を考える3つの視点 - *ListFreak

面談の例でいえば、一律に30分間を割くのが平等原理です。責任の大きい仕事をしている人に多くの時間を割くのが公平(衡平)原理で、大きな問題を抱えている人に多くの時間を割くのが必要原理ということになります。 こういった枠組みが手に入ると、多少すっきりします。たとえば面談に割ける時間の5割を平等に、2割を公平(衡平)に、3割を必要に従って配分しようと計画できます。 ###【公正をどう測るか】