HOME > サービス > 実績 > 講演 > 相談に乗る力

相談に乗る力

ある業界団体の勉強会で何か話さないか、というカジュアルな相談をいただきました。中堅社会人が等しく興味を持てるテーマなら何でもOKということでしたので、「相談に乗る力」というタイトルで提案をしました。

弊社ではコンサルタントやセールスの方々の顧客ヒアリングのトレーニングなどを請け負ってきています。そのなかで、お互いの問題について相談に乗ってみるといったワークを実施しています。それを一般的な文脈に敷衍すれば比較的楽に設計できるだろうと思っのて提案でしたが、なかなか難航しました。

というのは、われわれは実に幅広いコミュニケーションに「相談」というラベルを貼っているからです。例えば先述の顧客ヒアリングは商談の一環ですから「ご相談があります」というとき、相談する側はそれなりに問題意識を持ち、解決を望んでもいます。一方で、同僚に「相談に乗ってよ」というとき、実際には誰かに不満を言いたいだけ、ということもあります。

そのように幅広い意味合いで使われている相談という概念をどう定義するか。そしてそれに乗る力をどのように定義すればよいのか。その力の伸ばし方まで伝えきれるのか。大いに悩みましたが、相談という行為について改めて考えを深める良い機会となりました。

「相談というカジュアルで非公式な営みが、実はビジネスにおいて重要な役割を演じている」という見立ての元、(1) 相談のニーズを把握し追随する (2)相談をよく理解する といった大きな章を立て、小さなワークを挟みながら、最終的には Solvent の枠組みで相談に乗る練習をしてみるところまでやりました。