アイディアを目に見える状態にして改善のサイクルを回していく、アウトプット重視のデザイン思考は Solvent と相性が良いと考えています。
デザイン思考とは一般に次のようなステップをサイクルとして回していくプロセスとして定義されています。
三谷 宏治『経営戦略全史』 (ディスカヴァー・トゥエンティワン、2013年)
- Empathy 理解・共感
- Define 問題定義
- Ideate アイデア出し
- Prototype 試作
- Test テスト
EDIPT – デザイン思考・5つの循環的ステップ – *ListFreak
デザイン思考を4マス原則に当てはめると、大きく2つのステップに分かれます。
一つめは問題構造の把握(E、D)です。顧客の置かれた現状、望み、背景を認知面からも感情面からもまるごと理解するように努めます。
二つめは仮説検証(I、P、T)です。問題構造の把握に基づいて課題を設定し、具体的な試行を始めます。
Solvent は目的と手段の往復運動(U字を行ったり来たりすること)を志向すると述べました。このニュアンスはデザイン思考の循環的ステップと同じです。