『問題解決クイックガイド』とは
『問題解決クイックガイド』とは、あらゆる業務に活用できる問題解決の手順をコンパクトにまとめた冊子です。
目次
- はじめに
- 問題解決のサイクル
- 問題を「課題」化する2つのアプローチ
- 本書の効果的な使い方
- 第 1 章 めざすべき目的の再定義
- ステップ1 [将来像] ありたい姿は何か?
- ステップ2 [価値観] なぜ、その将来像なのか?真に重要なのは何か?
- ステップ3 [目標] 具体的な到達点はどこか?
- 第 2 章 解くべき課題の定義
- ステップ4 [分析] 目標と現状とのギャップはどこにあるのか?
- ステップ5 [推察] そのギャップは何によって生じているのか?
- ステップ6 [課題] 目標達成のために乗り越えるべき壁は何か?
- 第 3 章 解決策の実行と学習
- ステップ7 [選択肢] 課題解決のために何ができ得るか?どれを選ぶか?
- ステップ8 [実行] どうやるか?
- ステップ9 [学習] 何を学んだか?
- 第 4 章 ワークシートの使い方
- ワークシートの構成
- ワークシートの使い方と記入例
- 第 5 章 「問題解決のサイクル」の応用
- 原因追求をしないアプローチ(ソリューションフォーカス)
- 創造的な問題解決
『問題解決クイックガイド』を使った研修
弊社では、当冊子を副読本に用いた研修を提供しています。設計から講師の派遣まで、ニーズに合わせてカスタマイズすることが可能です。また、実務上の問題を自分で解決するためのチーム活動のファシリテーションを提供しています。
『問題解決クイックガイド』を使った勉強会
社内勉強会に当冊子を活用する支援を行っています。
「はじめに」
「問題解決」というと「障害復旧」のような作業を、つまりマイナスをゼロに戻すことを想像しがちです。しかし「問題」という言葉を「望ましい状態(目標)と現状とのギャップ」と定義すれば、売り上げ目標の達成も、システム稼働率の維持も、仕事のほとんどすべては「問題解決」といえます。そう考えると、すべての社会人は汎用的な問題解決のスキルを身につけてしかるべきです。
本書で紹介する「問題解決のサイクル」は、自分の問題意識を具体化し、解くべき課題として定義し、その解決策を実行する一連の流れをシンプルにまとめたものです。先の定義に従うなら、目標を置くことによって問題はつねに生み出せます。ですから問題解決とは継続的な活動です。「問題解決のサイクル」を回し続けるために、また派生してくる問題を捉えて解決していくために、ワークシートを用意しました。シートは何をどういう順序で考えるべきかを助け、解決策が本来の目的から逸れないように全体像を俯瞰させてくれます。
本書は「クイックガイド」というタイトルが示すとおり、本来長く入り組んだ問題解決のプロセスを見渡せるよう構成されています。一度理解すれば、さまざまな問題解決の書籍がどのステップに特化しているのかが分かると思います。
一方で、個々のステップについての説明は思い切って絞り込んでいます。実務で真に活用していくためには、参考文献を読む・仲間と勉強会を開くといった「落とし込み」が欠かせません。本書が問題解決者たる皆さんの有用なガイドとなることを願っています。
『問題解決クイックガイド』を購入するには
研修用に配布しています。